ARTICLE コラム
35アートメイクアーティスト(看護師)の条件とは?
美容感度の高い方を中心に注目が集まっているアートメイク。このアートメイクを行う施術者のことを「アートメイクアーティスト」と呼びます。
アートメイクの認知が広まる中、アートメイクアーティストに対して興味を持つ方もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、アートメイクアーティストとは何か、アートメイクアーティストになるための条件などを詳しく解説します。
アートメイクアーティストとは
アートメイクアーティストとは、前述のとおりアートメイクの施術を行う人になります。
アートメイクは手軽に施術を受けることができますが、実は医療行為であり、美容系医療機関で働く看護師や医者など有資格者にしか施術は許可されていません。そのため、アートメイクアーティストは医師または看護師、准看護師の資格を得て、はじめて目指すことができます。
アートメイクアーティストはしばしばエステティシャンと同じだと思われることもありますが、これは間違いです。
アートメイクアーティストになるための資格は
アートメイクは医療行為であるため、アートメイクアーティストになるには「医師免許」「看護師資格」「准看護師資格」のいずれかが必要です。
資格を持っていない場合は、まずは看護師資格・准看護師資格などを取得しなければなりません。
医師法第17条では、アートメイクの施術についてこう定められています。
・施術者 →医師、または看護師免許を持つ者
・施術場所 →医療機関内
この条約に従うと、クリニック内に最低でも1人は医師が在中しており、その医師の指導の下であれば看護師がアートメイクの施術ができます。
アートメイクアーティストに必要なスキル
看護師資格があればそれだけでアートメイクアーティストになれるのではありません。
アートメイクアーティストは医学的な知識はもちろんですが、メイクに対する知識やアートメイクの技術、提案力やセンスも身につけなければなりません。
・メイクの知識や技術
アートメイクの知識や専門機器で行うメイク技術は、独学ではなかなか身につかないものです。そこで、ほとんどのアートメイクアーティストがアートメイクスクールに通っています。
アートメイクスクールでは、知識や技術、専門機器の扱い方を学びます。スクールは働きながらでも通えるカリキュラムもあるため、仕事をしながら転職準備として受講する看護師の方もいます。
また、クリニックでは長期的な研修を重ね、はじめて施術を任されるところがほとんどです。アートメイクアーティストのデビューまでに、資格取得以降も技術や知識を学ぶ必要があることを覚えておきましょう。
・デザインセンスや提案力
メイクは時代と共に変わっていくため、トレンドに合わせた知識が必要となってきます。また、アートメイクの正解はひとつではなく、ひとりひとりに合わせたメイクを提案することも、アートメイクアーティストの仕事です。
アートメイクアーティストは常に情報をアップデートし、流行を敏感に読み取るセンスや提案力も必要です。難しく思えるかもしれませんが、美容の最先端を学び続けられるのはアートメイクアーティストならではの働き方と言えるでしょう。
・コミュニケーション力
さらに求められるのが、コミュニケーション能力です。
アートメイクを受ける方の希望をくみ取り、理想の仕上がりのために、時には意見をすりあわせないといけないこともあります。受ける方が納得していないと、施術後のクレームにつながります。
こういった人間的な能力も必要になります。
“理想”を叶えるアートメイクアーティスト
アートメイクアーティストの条件とは、看護師資格などの他にスキルや技術、知識を学ぶことなどが挙げられます。また、接客する機会も増えるためお客様とのコミュニケーション能力も必要です。
お客様の「なりたい」を叶える喜びを得ることが出来て、美容の知識も身につくアートメイクアーティスト。ハードルはありますが、やりがいのある仕事でもあります。