ARTICLE コラム

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アートメイクの失敗を防ぐコツ

落ちにくいメイクとして人気の高いアートメイク。ただ、「落ちにくい」からこそ失敗したらどうしよう?と勇気が出ない方も多いのではないでしょうか。

そこで、今回はアートメイクに興味がある方に向けてよくある失敗例と失敗しないためのコツをご紹介します。

これからのアートメイクのおしゃれに、ぜひ参考にしてくださいね。

アートメイクの失敗例

過去のアートメイクでは、濃さに変化がなくべたっとした塗り方で不自然な仕上がりになるケースが多く見られました。現在のようにアートメイクの手法は少なく、技術には限りがあったからです。


今ではアートメイクの技術も進化し、自然で立体感のある仕上がりが得られます。とはいえ、現在のアートメイクでも、失敗したと感じているケースもあるのではないでしょうか。


アートメイクの失敗には、以下のような原因が考えられます。


①デザインによる失敗

②リスクの認識による失敗

③施術の認識による失敗


このコラムでは、上記の3つの原因を詳しく解説していきます。


①デザインによる失敗

自分が希望している形ではなかったり、反対に希望通りではあるものの、肌のトーンや骨格に合っていないケースです。眉アートメイクで左右対称ではない、といったケースもあります。


アートメイクでは色素の選び方によって、濃さも調節できますが、やってみると「濃すぎる印象に」という失敗もみられるようです。


②リスクの認識による失敗

みなさんはアートメイクのあとに「ダウンタイム」があることをご存じですか? ダウンタイムとは、注入した色素が定着するまでに、腫れや痛み・違和感などが続く時間のことを指します。


時間経過とともに症状は軽くなり、いずれは解消しますが、それでも「ひどく腫れた」「アレルギーのような症状が出た」と失敗したように感じる方もいるようです。


また、傷跡が残ったり、アイラインを施術したことにより目が乾燥しがちになったりと、リスクの認識によって失敗を感じることもあるでしょう。


③施術の認識による失敗

アートメイクは落ちにくいといっても、刺青のように永久的に残るものではありません。肌の表皮に色素を注入しているため、ターンオーバーとともに次第に薄くなっていきます。


このこと知らなければ、「せっかくアートメイクしたのに落ちてしまった」と失敗に感じることも。2回以上の施術でしっかり定着するのが基本であり、さらに色味が薄くなった際にはリタッチ施術が必要であるなど、情報を知らないことは失敗の要因になります。


失敗しないためにできること

上記のような失敗を防ぐために、できることを解説します。


◆デザインによる失敗を防ぐコツ

デザインの認識違いは、アートメイクアーティスト(看護師)としっかり意見を共有することで防げます。


また、技術の低いクリニックほどデザインの失敗は多いため、これまでの事例や実績をチェックするのもおすすめです。


骨格に似合うデザインや肌なじみのよい色素の選び方は、自分で決めるよりもプロのアドバイスに従ったほうが失敗を減らせます。似合うものが分からなければ、アートメイクアーティスト(看護師)に提案してもらいましょう。


◆リスクの認識による失敗を防ぐコツ

安全に十分配慮していても、ダウンタイムの症状や個々の体質・コンディションによるアートメイク後の不調は起こる可能性があります。この認識をきちんとしておけば、ダウンタイム中の心配も減らせます。


また、アートメイクは医療行為。施術するクリニックには医師免許を持った医師が常駐しています。症状軽減のために処方を受けられるなどアフターケアもできるため、痛みなどが続く場合はきちんと診療をしてもらえます。


◆施術の認識による失敗を防ぐコツ

アートメイクの施術前には、しっかりと特徴やリスクなどの説明があります。説明の段階で理解できない部分が多かったり、質問に対して具体的な返答が得られなかったりするクリニックは避けたほうが無難です。


施術前には予算や施術回数、持続年数などを聞いてあらかじめ把握しておきましょう。その上で施術を判断すると、認識違いを防げます。



アートメイクの除去について

「失敗した!」と感じてアートメイクの除去を考えるケースもあるでしょう。アートメイクは除去しなくても、肌のターンオーバーとともに徐々に薄くなります。1~3年で薄くなることがほとんどです。


すぐに消したい場合はレーザー治療で除去できますが、アートメイク後の肌には普段より負担がかかっています。敏感な状態の肌にレーザーを当てるとダメージが大きいため、術後のケアは十分行ってください。


まとめ

便利でおしゃれなアートメイクですが、メリット・デメリットはあります。特徴をしっかり把握し、自分の希望やなりたいイメージなどをしっかりとアートメイクアーティスト(看護師)と事前共有しましょう。


失敗を避けて、自分に合ったアートメイクを見つけてくださいね。



この記事を書いた人
アメディア編集部
アメディア編集部 AMEDIAR EDITORIAL Dep.
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