ARTICLE コラム
19アートメイク施術時の痛みと対策
眉や唇などを形良く際立たせることができるアートメイク。顔立ちそのものをアップグレードできると人気を集めています。
ただ、アートメイクは皮膚に針で穴を開けて色素を入れる施術なので、痛みが心配という方も多いハズ。
この記事ではアートメイクの痛みを部位ごとに解説し、痛みへの対策法も紹介します。アートメイクを受けたいと思っている方は、予備知識として覚えておいてくださいね。
アートメイクの技法
アートメイクとは眉やアイライン、リップなどの部位に針で細かな傷口を作り、そこに専用インクを注入して着色する医療行為です。
機械や手彫りなどさまざまな技法がありますが、ここでは代表的な2つの技法「2D」と「3D」を解説します。
■2D(グラデーション方法)
機械で全体的に色を入れる技法です。パウダーで描いたように眉の濃さが均一になります。
別名グラデーション方法ともいい、数年前までのアートメイクは2Dしかありませんでした。ハッキリした眉が好みで価格を抑えたい方などにオススメです。
■3D(マイクロブレーディング方法)
眉を1本1本、人の手で手彫りして色素を入れる技法です。
本物の眉のような仕上がりです。眉尻など部分的に生えなくなってしまった所を描き足したり、細かな修正も行えるのが特徴です。
ナチュラルメイクが好みの方に適した技法と言えるでしょう。
施術中の痛みについて
アートメイクの施術中の痛みを、眉・アイライン・リップの部位に分けて解説します。
[眉]
施術の痛みは、毛抜きで一気に何本かの眉をまとめて抜く程度と言われています。
個人差はありますが、麻酔をしなくても大丈夫な方もいらっしゃいます。我慢できない場合は、どのクリニックでも麻酔をしてもらえるので、痛みに弱い方でも大丈夫です。
眉は、施術後の痛みも出にくい部位になります。
[アイライン]
皮膚が薄くデリケートな目の周りは、麻酔なしだと痛みを感じやすい部位です。
施術中に痛を感じて、思わず体が動いてしまうと目を傷つけてしまう恐れがあり、危険ということもあるため、施術前には点眼麻酔(目薬タイプ)と塗布麻酔(まぶたに塗る)を二重で行うのが主流のようです。麻酔をすると、痛みはほとんど感じなくなり、細かな振動が感じられるだけになります。
術後数日間は、目が少し腫れる可能性がありますが、ダウンタイムは短めです。
[リップ]
唇は眉やアイラインと比較して、最も痛みが出やすい部位と言われています。理由としては、唇は他の部位よりも皮膚が薄く、粘膜にも近く、皮脂腺がないことなどが関係しています。
そのため、唇の施術には塗布麻酔と注射麻酔の2種類を使用するクリニックもあります。
施術時は麻酔をしているため痛みはありませんが、1週間程度は腫れるので、マスクで隠せる時期やタイミングを考えて施術を受けられることをおすすめします。
痛みの対策
施術中は麻酔クリームや局所麻酔などを使用すると痛みが軽減されます。
麻酔代はアートメイクの施術代とは別にかかることもあるので、施術を受けるクリニックでご確認ください。
術後に保冷剤などでアートメイクをした部位を冷やすと、痛みがラクになることも覚えておくといいでしょう。
それほど不安を感じなくても大丈夫
アートメイクは針で皮膚を傷つける施術なので、どうしても刺激は受けるもの。
しかし、麻酔や冷却を適正に行うことによって、痛みはほぼ感じなくなるため、痛みに弱い方でも、それほど不安を感じなくても大丈夫です。
ただし、施術後の過ごし方や注意点などの説明を受けたら、それをしっかり守るようにしてくださいね。