INTERVIEW インタビュー

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アートメイクアーティスト大日方 幸子さん インタビュー

アートメイクアーティスト大日方 幸子さん インタビュー

profile

大日方(おびなた)幸子さん

  • 株式会社Obii 代表取締役日本メディカルアートメイク協会理事アートメイクスクール「Obiiメディカルアートメイクスクール」主宰アートメイクアーティスト看護師

 

これまで4,000件を超える施術経験を持つアートメイクアーティスト。

20年の美容皮膚科で看護師経験をもち、アートメイクスクールの主宰や日本メディカルアートメイク協会理事を務め、アートメイク界の発展に尽力されています。

 

【生まれ年】1969年

 

【所属クリニック】

  • 今泉スキンクリニック(担当日:水曜日)シロノクリニック(担当日:木曜日・金曜日)東京ミッドタウン皮膚科形成外科Naoge(担当日:土曜日)

 

【座右の銘】人生楽しんだもの勝ち



 ー どうしてアートメイクアーティストになろうと思われたのでしょうか。

 

今から15〜16年前、私は美容皮膚科のディレクションおよび看護師として仕事をしていたのですが、そのクリニックではアートメイクの予約があると、アートメイクアーティストの方を呼んで施術を行ってもらっていました。

 

当時はアートメイクをしているクリックの方が少ないぐらいで、都内でも3件くらいしかなく、サロンや出張で無資格の施術者が普通に施術していた時代です※


呼ばれて施術を行っていた方は、医師でも看護師でもなく、麻酔や色素の成分のことは、何も分かっていらっしゃらなかったんですね。当初は、そういうものだから大丈夫なのだろうと思っていましたが、よくよく考えたらやはり怖いことなので、これはきちんと勉強したいなと思ったのが最初です。


始めてみると奥が深くて眉山の1ミリが違うだけで形はもちろん、印象も変わってみえる。あんなに苦労していたメイクがあっという間に終わる。前の眉よりずっと良い、そんなアートメイクができると嬉しくて施術した患者さんがすごく喜んでくれるのも嬉しい。天職だなと思いました(笑)

 

※厚生労働省がアートメイクを医療行為として認定したのは2005年。それまでアートメイクは無資格で行われていました。

 


 ー そこから勉強をスタートされたのですか?

 

もちろん私1人ではできないので、クリニックの先生方にお聞きして、麻酔や色素の組み合わせなど、どのような組み合わせだったら一番有効かなどを勉強していきました。

 


ー その当時にアートメイクスクールはあったんでしょうか

 

その当時もアートメイクスクールはありました。その中の好きなデザインの眉を作るアーティストさんのスクールで学んだり、メイクアップアーティストさんの講習にも何度か行きました。

 


ー アートメイクの得意分野はありますか?

 

アイラインにもデザインがあるので、眉も好きですが、アイラインが得意ですね。インサイドフレームライン®︎※というのを皆さんにもおすすめしています。


粘膜寄りの場所にアートメイクを入れて、上下の入れ方を変えて、アイライン下だったらぼかして入れるなどのこだわりがあります。下ラインは敬遠される方多いですが、入れ方で奥行きが出て目が大きく印象的に見えますよ。


インサイドフレームライン®︎とは

大日方さんが開発したオリジナルのアイラインデザインです。上下ともまつ毛の生え際をすき間なく埋め、全体的にインサイド(粘膜寄り)にも入れ、下ラインは黒目の外からアウトサイドにぼかす手法です。大日方さんはインサイドフレームラインの商標保持者(商標登録第5610442号)でもあります。



ー アートメイクのこだわりを教えてください。

 

やっぱり、その方の美しさを引き出すものでありたいです。


アートメイクを入れたことによって、便利なだけではなくて、今までより綺麗かもと思ってもらえるようなデザインを提供できたらいいなと思っています。

  


ー 患者さんはどのような方が多いのでしょうか。

 

男性もいらっしゃいますが、ほぼ女性ですね。


やはり40代以降の方が多いのかなと思います。各クリニックで年代が異なっていまして※、東京ミッドタウン皮膚科形成外科だと、60代以上の方も割と多いですし、その年代でアートメイクをされる方っていうのは、皆さんやっぱり元気ではつらつとされています。

 

年配の方でも眉を描かない人はいないんじゃないでしょうか。いわゆる、おばあちゃんになっても眉は描くんですよね。

でもやっぱり難しいから、今までは適当に眉を描いていたけれど、眉アートメイクを入れた帰り道で、例えばお店のガラスに顔が写って、これまでと全然違うと思ったらすごく嬉しかったんだよと言われると、やっぱり嬉しいですよね。喜んでもらえると。

汗をかいても消えないところも、皆さんやっぱりそれが一番いいと喜ばれます。

 

※大日方さんは、今泉スキンクリニック、シロノクリニック、東京ミッドタウン皮膚科形成外科Naogeの3クリニックでアートメイクを行っています。

  


ー アーティストとしてもご活躍されていると思いますが、今後の目標があればお聞かせください。

 

アートメイクにかかわれたことで私も成長させてもらったと思っているので、この業界に何か恩返しできること、貢献できるようなことがあれば、やっていきたいです。


自分も含めてですけども、皆さんの技術力を上げられるような何かですね。結果患者さんにも喜んでいただけますから。



ー これからアートメイクアーティストになりたい方に、メッセージをお願いします。

 

そうですね。アートメイクは2回ないし3回の施術、その後のメンテナンスも行います。10年以上のお付き合いの患者さんもたくさんいます。学生さんだったのにご結婚されてお母さんになって・・というような。


看護師の業務ももちろんそうではあるんですけれど、より1対1で患者さんと向き合える仕事であり、責任感や人間力みたいなものも必要なのではと思っています。そういう意味では自分の成長にもつながるんじゃないかな。やりがいあるお仕事ですよ。ぜひ始めて欲しいです。


  


◇◇◇◇ Topics ◇◇◇◇


眉の黄金比についての、大日方さんのノウハウをお伺いしました】

眉の黄金比は、骨格に合わせてやるだけでは、対応できない部分もあります。どうしても表情の左右差が出たりする場合があるので、それに対応できるようにデザインするのですが、それが難しいんですね。


私が主宰する「Obiiメディカルアートメイクスクール」の生徒さんに教えているのは、まず基本の形は絶対にあるので、その形を当てはめるのですが、微妙に違ってくる。そこで、基本の形を崩して、足したり引いたりして整えることです。


メイクで眉を描きにくいというのは、眉毛の生え方の左右差や、表情筋の左右差があって難しいということです。アートメイクをすることでメイクが楽になるというのは、やはりアートメイクで左右を整えてあげることだと思っています。