INTERVIEW インタビュー

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「グローバルビューティークリニック」早田悠里子先生 インタビュー

「グローバルビューティークリニック」早田悠里子先生 インタビュー

Profile

早田悠里子 医師

 

帝京大学医学部医学科卒業。

アンチエイジングと予防医療に興味を持ち、皮膚疾患や熱傷などを治療する皮膚科医から、美容皮膚科医へと転身。美容クリニック「グローバルビューティークリニック」にて美容皮膚科医として勤務する傍ら、アートメイクアーティストとしても活躍中。

「テラスハウスBOYS & GIRLS IN THE CITY 2015.8~11」にも出演し、タレントとしての一面も持つ。

 

【生まれ年】1992年

 

【所属クリニック】グローバルビューティークリニック

 

【座右の銘】一意専心


ー 美容皮膚科医としてのキャリアをもちながら、なぜアートメイクアーティストを目指そうと思われたのでしょうか?

実は、アートメイクを始めたきっかけは「眉」なんですね。美肌治療やリフトアップ治療などで、患者さんに症例写真をご覧に入れたり、顔を近づけて接したりすることが多くて、その際に眉の印象は大事だなと実感したのです。実際に、お顔の7〜8割の印象は眉の形で決まるとも言われています。


お顔の印象を決める一番の部位ですので、自分でやってみたいと思い、アートメイクアーティストになりました。

 

私はアンチエイジングの分野が大好きなので、普段は注入治療や目の下のくま治療、糸リフトや眉下切開(※1)などの施術を多く行っています。


眉の形は年齢に伴って眉尻がだんだん下がってしまい、どうしても崩れていきます。若いうちにアートメイクを受けても、いずれは注入治療などのアンチエイジング治療が必要になる可能性があります。そのため、アートメイクを含めて同じ医師が担当し、将来を見据えて施術した方が良いと考えたのです。


患者さんのトータルバランスをみる「かかりつけの美容医師」になれたらいいな、という想いがあります。

 

(※1)眉下切開… 加齢などで下がってきたまぶたのたるみを取る美容治療。眉の下のラインを切開してたるんだ皮膚を切除し、まぶたのたるみを解消する。

 

 

ー アートメイクはどのように習得されましたか?

医療アートメイクスクールの「バイオタッチジャパン」のマスタークラスを受講して、マスターを取得しました。実は、私は「バイオタッチメディカルクリニック(※2)」の顧問医師も務めています。

 

アートメイクのなかでは、手彫りで毛流れを再現する手法が得意で、手彫り用のペンを肌に入れる角度や圧のかけ方などの微細なコントロールが手術用のメスの扱いと似ているところがあって、習得しやすかったです。

もちろん、眉毛が薄い方に陰影をつける機械彫りも行っています。

 

(※2)バイオタッチメディカルクリニック… バイオタッチジャパンが主宰する医療アートメイククリニック

 

 

ー 現在クリニックではどんな施術を行っていますか?

クリニックでは、アートメイクと一緒にコンビネーション治療を提案しています。


眉の筋肉の使い方にはどうしても左右差が出るため、眉アートメイクと一緒に、額と眉間のボトックス治療を併用して行っています。また、おでこのヒアルロン酸注入や脂肪注入と一緒に眉のアートメイクを行うと、さらにきれいに見せることができます。


私は自然な表情というのを大切にしているので、ボトックス治療では表情が固まらない程度にナチュラルに仕上げています。

 

アートメイクでは特に3Dや4Dなどのメニューは決めておらず、患者さんに合わせて毛並みだけで終了したり、もう少し陰影をつけたほうがよければグラデーションつけたりといった、オーダーメイドで行っています。

 

ー アートメイクに対するこだわりを教えてください。

平行型が好きだとか、アーチ型が好きだとか、眉毛はどうしてもお好みが出る部位だと思いますが、アートメイクは完全に消えるものではないので、将来患者さんが困らないように気を付けています。


アーチ型だと将来的に心配はないのですが、平行型が好きな方や、昔ちょっと流行した困り眉などの眉尻が下がるものだと、患者さんに今後眉がどうなっていくかをしっかり説明したうえで施術するようにしています。

 

また、毛彫りのアートメイクは施術時間が1時間半くらいかかるのですが、麻酔クリームだけだと痛みを訴える方が多いので、当クリニックではブロック注射(※3)を行っています。


仕上がりのことを考えると、患者さんが痛がって、眉がぴくぴくしている状態はあまりよくないため、無痛で余計な力が入らない状態で施術するようにしています。

 


ブロック注射とは(※3)

神経ブロック注射とも呼ばれ、神経や神経の周辺に局所麻酔薬を注射して、痛みをなくす方法です。痛みが伝わる経路(神経)をブロックするため、ほぼ無痛で治療を受けられます。グローバルビューティークリニックでは、アートメイク施術中に麻酔クリームのほか、ブロック注射を使用しています。痛みに弱い方も安心して、リラックスして施術を受けられます。

 

 

ー ご自身が施術していて、面白いな、興味深いなと感じるようなことはありますか?

そうですね。誰しも眉毛に左右差はあると思うのですが、それは単純に生え方の左右差なのか、眉周りの筋肉の動きの左右差が原因で、ボトックスなどで調整することが可能なのか、原因を考えながら左右を揃えるように、ナチュラルに仕上げていくのはすごく楽しいですね。


また、目を閉じた状態と開けた状態では眉の形が結構変わるので、私はデザインの時に患者さんに「目を閉じてください」「目を開けてください」と声をかけて、一緒にデザインしています。

 

 

ー 患者さんからの喜びのお声を教えてください。

やっぱり自分が彫った眉でお顔が完成されて、「ほとんど眉を描かなくてよくなった」と気に入ってくださるのが嬉しいですね。


あとは、アートメイクのリタッチにいらした方が、他のお肌の悩みなどをご相談してくれることも多いので、患者さまとずっと長くかかわることができる仕事に非常にやりがいを感じています。

 

 

ー 将来的にどのようなアートメイクアーティストを目指されていますか?

流行にとらわれず、標準的に美しい眉が良いと思っていますので、その人に合った一番ナチュラルな眉をご提案することを目標としています。

 

 

ー これからアートメイクアーティストになりたい方に、メッセージをお願いします。

普通のメイクのように消えていくものではなく、その方にずっと残っていくものなので、メイクや美容が好きな方にはやりがいがある仕事だと思います。


やればやるほど上手になったり、その度に発見もあるため、アートメイクアーティストの仕事はとても楽しいと思います。

 

ー ありがとうございました。